資料詳細
基本情報
項目 | 内容 |
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資料群ID | 9199300107 |
資料群名 | 相模国足柄上郡皆瀬川村 井上家文書(山北町) |
寄贈者・購入先または寄託者 | 井上良夫 氏 |
資料群受入区分 | 寄託 |
原資料・複製の区分 | 原資料 |
利用条件 | 有 |
総点数 | 3444 |
資料群の概要 | 1 資料の概略 井上良夫氏家に伝存する相模国足柄上郡皆瀬川村の地方文書が中心である。資料の年代は、寛永4年(1627)を上限に、昭和初年にまで及んでいる。資料数は、2932項3337点と、同家に所在する共和支所関係76項107点の合計3008項3444点である。 2 資料の特色 本資料は、小田原城主稲葉氏時代以降、明治初年に至る迄は各分野にわたる資料が伝存し、山村近世皆瀬川の歴史を詳細に伝えている。稲葉時代は、小田原藩の近世支配の確立期であるが、本資料はその構造的側面を解明せしめる。大久保氏再入封の元禄期の繁栄についても、大量多様の資料から窺うことができる。しかし、宝永山の墳火による砂降りと、これに次ぐ水害の連続が、村を藩を疲幣させたことも、豊富に伝存する検地帳、年貢割付帳、同勘定帳、飢人帳、御用留等から窺うことができる。特に、寛永年中以降の年貢割付状が完備していることから、自然災害と収取がよくわかる。 他に、林野資料からは、木炭生産と収取、山中から湊までの積出し、値うごき等がわかり、元禄期以後の御用配符留が累年あることから、藩政を知ることができる。 以上、文化資料館発行の『神奈川県古文書資料所在目録第12集』、神奈川県県民部県史編集室編集の『神奈川県史別編2 資料所在目録』より抜粋。 |